わたしの脱毛奮闘記?果てしなき戦い?

わたしが脱毛に目覚めたのは、大学2年生の夏頃である。
連日続く猛暑日で暑さにへたっていた私は、お風呂上がりにふと、洗面所に脱毛クリームなるものを発見したのである。

「これだれの?」「え、うちのだけど?何?」そうかったるい感じに返してきたのは私の妹である。
中学二年生の妹は、陸上部に加入していて連日部活漬けの毎日を送っていた。
「これなに?使ってもいいの?」と尋ねる私に、妹は、「除毛クリームだよ、現代のJCの間ではケアは当たり前。
あと、陸上部やってるからやっぱ足の毛は剃っとかなきゃ汗で蒸すから嫌だし。」と簡単に説明してくれた。

使い方もままならないわたしのぎこちない除毛クリームの使い方を見てか、
妹は私から除毛クリームのヘラを奪い取り慣れた器用な手つきでクリームをわたしの足に塗っていく。
ひんやりするような、ぴたっとするような、くすぐったい感じ。なんか心地よいのか、悪いのかなんとも言えない感触だった。

10分おいて、妹につられるがままにシャワー室に入る。
シャワーから出る流水をスネに当てた瞬間、あら不思議!
するするとなんの痛みもなく今まで生い茂っていた黒いわしゃわしゃが丸ごとつるっと落ちていくではないか!
こんなに痛みもなくわたしの体から離れていくすね毛を見つめたまま、わたしは除毛クリームの圧倒的なパワーにただただ、感動していたのである。